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リノベーションマンションのデメリット5つあげてみた!新築・中古・リフォームとの違いは?

こんにちは!


皆さんはリノベーションマンションという名前を聞いたことありますか?
室内はまるで新築のように綺麗なのに新築マンションよりも安価で購入できるリノベーションマンションは今、若い世代だけでなく、50歳以上の幅広い世代で大人気なんです!

でも、リノベーションマンションにはメリットだけではなく、実はデメリットも多いことは、世間にはあまり知られていません。

ニュースや情報番組ではリノベーションマンションの良いところばかりを取り上げていますが、リノベーションマンションのデメリットを知らずに購入すると後で重大なデメリットや欠陥に気づき、後悔するケースが後を絶たないのです。

もし皆さんが今、リノベーションマンションの購入をお考えなら、事前にメリットデメリットを正しく知り、安易に購入することのないよう、肝に銘じておいた方がいいでしょう。

そこで今日は、リノベーションマンションを選ぶ前に知っておきたいリノベーションマンションのデメリットをお伝えします。

 

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【目次】

 

購入前に知っておきたいリノベーションマンションの4大デメリット

 新築マンションと中古マンションの良いところを兼ね備えたリノベーションマンションは、新築は購入できないけど綺麗なマンションに住みたいと考える人には、まさに理想的な住まいに思えますが、実は良いところばかりではありません。
綺麗だからと安易にリノベーションを購入してしまうとあとで後悔する可能性もあるので、慎重に物件を見定めることが大切です。

ここではリノベーションマンションの4つのデメリットをご紹介します。

 

リノベーションマンションのデメリット①
購入価格にリノベ費用が上乗せされているため通常よりも割高

まずリノベーションマンションを購入する際に気になることは、購入価格。
リノベーションマンションを購入する際、買主にはリノベーションが完了した状態で引き渡されることが一般的です。
リノベーションマンションの購入金額は同じ間取り新築マンションより安いためお得だと思ってしまいがちですが、実はリノベーションマンションには最初からマンション価格にリノベ費用が上乗せされてるため、リノベーションされていない同様の中古マンションを購入してリノベーションした場合よりも割高になるというデメリットがあります。

たとえば、リノベーション前の中古マンションの金額が2900万円だとしたら、4100万円で売りだされるなど、元の中古マンションの価格より1000万円以上高く設定されている場合も珍しくありません。

ちなみに、リノベーション代として上乗せされた費用には業者の利益分の費用も含まれているため、自分たちでリノベーションした場合よりも割高になるのだそうです。

企業として利益を出さなきゃいけないのはわかりますが、私たち消費者にとってはたまったものではありませんね。

 

リノベーションマンションのデメリット②
間取り設備を自分で決められないため、こだわりがある人には不向き

リノベーションマンションは、購入後そのまま生活できることを前提に不動産業者などが内装をリノベーションして販売しています。
そのため、そのまま使用するのであれば問題ありませんが、内装や水廻りなどの設備、間取りにこだわりがある人には向きません。

たとえば、リノベーションマンションのフローリングが合板であることに不満があり、購入後に無垢フローリングにしたいという例で考えてみましょう。
購入したマンションが規定でフローリング工事が不可だった場合、張替え工事はできなくなってしまいます。
他にも、マンションによってはフローリングの防音等級が課せられていたり、床暖房ごと入れ替えなければいけなかったりと、購入後のリノベーションに思ったよりお金がかかってしまい、結果として新築マンションを最初から購入するのと変わらない金額になってしまうことも…。
また、購入したマンションの構造によっては壁をぶち抜くような大掛かりなリノベーションができないなど、思うようにリノベーションできないこともあります。

また、今は考えていなくても将来的にリノベーションをを考えている人も、物件の構造やマンション規定を購入前に確認しておきましょう。
マンション購入から数年後に生活形態や家族構成が変わり、再度リノベーションをしようと思った際に、上記の理由で希望通りのリノベーションができない可能性があります。

購入を検討しているマンションの規定がどうなっているかについては仲介する不動産会社や、売主側が把握しているので、疑問に思うことは購入前にすべて明らかにしておきましょう。
事前にマンションのリフォームや李リノベーションに関する禁止事項を知っておけば万が後々のトラブルを防ぐことができるため、大切です。


また、新たにリノベーションするほど予算に余裕はないけれど、少しでもこだわりを入れたいという方には、オーダーメイドの家具がおすすめです!。
センスのいい、世界に一つだけの家具を部屋に置くだけで、リノベーションしなくても部屋の印象が一気にハイセンスな空間に変わります。

 

リノベーションマンションのデメリット③
リノベーション前の状態が把握できない

3つ目のリノベ済みマンションのデメリットは、リノベーションする前の部屋がどんな状態だったのかがわからないことです。

表面的には綺麗で新築みたいに見えても、給排水管などの普段見えない場所の補修工事が行われていないケースが良くあるため、事前に物件の詳細を確認しておくことをおすすめします。
劣化した給排水管をそのまま使用すると、水漏れトラブルなど予期せぬ修繕費用が掛かる場合があります。
ちなみに現代の給排水管は20~25年程度が経過したら交換の目安なので、いつ交換したものなのかはしっかり確認しておきましょう。

ただし、リノベーション済みのマンションは最低2年間は売主である不動産会社が樫担保責任を負わなければいけないという法律上の決まりがあります。

瑕疵(かし)とは、直接目に見えない場所の問題のこと。
たとえば、雨漏りやシロアリ、給排水管、電気系統のトラブルなどですね。
万が一購入して2年以内にこれらのトラブルが判明した場合は、購入した不動産に言えば無償の修理をしてもらえるので、覚えておくと良いでしょう。

 

リノベーションマンションのデメリット④
共有エリアは築古物件ほど設備の古さ・耐震性能に不安

4つ目のリノベーションマンションのデメリットは、共有エリアの設備・耐震性能の不安です。
築古マンションは特にリノベーションマンションとして売り出される場合が多いため、共有エリアが劣化していないかの確認は非常に重要です。
なぜなら、内装は綺麗でも共有エリアは大規模修繕で治さない限りはそのままなので、劣化に問題があるマンションも多いのからです。

リノベーションによって生活する室内は見違えるように綺麗に変えることができても、外観や共有エリアは一住人の判断でリノベーションすることができないため、定期的に行われる大規模修繕などで直さない限りは、そのまま使用せざるを得ません。
築40年以上などの築年数が古い築古物件は、リノベーション済みでも手軽な価格の物件が多いため魅力的に映りますが、共有エリアに属する設備は綺麗に使っていても経年劣化が免れないため、住み始めてから不満を感じる人も多いようです。


また、オートロックや監視カメラなど、最近では当たり前のようにある設備がついていないなど、セキュリティ面でも不安のある物件が多く存在します。

共有エリアの古さや設備に不安のある方は、築古物件を避けた方がよいでしょう。

共有部分に当たる玄関ドアやサッシ、バルコニーはリノベーションできない

専有エリア内にあるため誤解する人も多いのですが、玄関ドアやサッシは共有エリアのため、古くて変えたいと思っていても自分で勝手に変更することはできません。

古い家は冬になると家の中がとても寒いとよく言われますが、マンションも同じこと。築古物件になればなるほど、断熱性能が悪い物件が多くなります。
玄関ドアやサッシなどは特に断熱性に影響しているので、快適に生活したい方はなるべく断熱性能の高い築浅物件を選ぶ方が良いでしょう。

築古物件なら新耐震基準を満たす耐震性能の高いマンションを選ぼう

築年数が古くなればなるほど建物の耐久性能が悪い物件が多くなるため、耐震性が大丈夫な物件かどうかは物件選びの目安になります。
築40年以上などの築古物件の中には、比較的地震に強いとされるSRC造のマンションも多く存在しますが、SRC造に使用されるコンクリートの耐久年数は長くて50年ほど
築40年を過ぎた物件を購入して住むことを考えると、年数がたつにつれ倒壊リスクが高くなります。

特に、1階部分が駐車場で、部屋の部分がほとんどないピロティ構造のマンションは、倒壊リスクが上がってしまうようです。
また、築40年以上ではなくても、1981年以前の旧建築基準で建てられたマンションは現在の基準である新耐震基準を満たさない物件のため、今後起こると想定される大地震での倒壊リスクがあります。


ただし、新耐震基準以前の物件でも耐震基準適合証明書が発行されている物件なら新耐震基準と同等の耐震性能を持つことが認められていますで、もし築古物件の購入を検討されている方は、希望の物件が耐震基準適合証明書を取得しているかどうか確認することをおすすめします。
耐震性能などを証明する書類はマンションの管理組合が所有しているので、購入を検討しているマンションが安全な物件かどうか、不動産の営業担当に確認してもらいましょう。

www.mokutaikyo.com

 

リノベーションマンションのデメリット⑤
管理費・修繕積立金が新築・築浅物件と比べて高めな場合が多い

リノベーション済みのマンションは築年数が古いマンションに多いため、当然修繕にかかる費用が上がり、毎月にかかる管理費・修繕積立金が新築マンションや築浅のマンションと比べて高くなる傾向にあります。

新築マンションなどと比べ、広く魅力的な間取りのマンションが購入可能だからと無理して購入すると、管理費・修繕積立金が急に上がった際に払いきれず、結局手放さなければいけなくなる危険性もあります。
リノベーション済みのマンションを購入する際は、自分の貯蓄や収入を踏まえ、管理費や修繕積立金が将来的に上がっても返せる余裕のある範囲で購入するようにしましょう。

リノベーションマンションと新築マンション、中古マンションとの違い

リノベーションマンションのデメリットについてお話する前に、まずはリノベーションマンションと新築マンション、中古マンションについて、それぞれの特徴とメリットをお話します。

リノベーションマンションの特徴とメリット

リノベーションマンションは、外から見ると一見古く見えても、居住空間は新築のマンションのような居住空間となっている物件がほとんど。
そのため、リノベーション済みのマンションは新築マンションを購入するほど予算に余裕がないけど内装や水廻り設備が古いマンションは嫌だという人におすすめなのが、リノベーションマンションです。
また、リフォームが必要な中古マンションとは違い、購入後すぐに住めるのもリノベーションマンションの良いところです。

 

リノベーションとリフォームとの違いは?

リノベーションという言葉に似ているものでリフォームがありますが、リノベーションとどう違うのでしょうか。

調べてみたところ、リフォームは間仕切りを広くする、古い水廻りを新しい物に変える、壁紙や床材などの劣化した部分を修復することなどを言うようです。

それに対しリノベーションは、既存の建物に新たな機能や付加価値を付け加える改装工事のこと。

どちらも水廻りなど、劣化して使い勝手の悪い部分を新しくすることは一緒ですが、リノベーション、たとえば間取りが狭い3LDKの物件の1部屋を壊して広い2LDKにしたり、全体的な間取りを一新するなど、リフォームよりも大がかりな工事になるのが特徴。
リノベーションという意味には、元々の物件よりも価値のあるものに創り変えること、という意味合いがあるようです。

 

リノベーションマンションは現代に合わせた生活しやすい空間がメリット

リノベーションマンションは、中古物件のため新築物件よりも安く購入できる上、内装や時代に合わない間取りは現代風に合わせて創り変えられています。

単に和室を洋室にする、といった簡単な変更だけでなく、骨組みの状態に戻して設計し直すことができるので、古い間取りを一から新しいものに変更することが可能です。
外観はそのままなのに、中はまるで新築マンションのような空間に住むことができるーこれこそがリノベーションマンションの大きなメリットと言えるでしょう。

リノベーションマンションてどんなものがあるのかネットで画像を検索してみたんですけど、ほんとにこれ新築マンションじゃないの??って、こっちがびっくりするくらいオシャレな物件ばかりあってうらやましくなりました。
まさに再生(リノベーション)って言葉がふさわしいのではないでしょうか。

また、リノベーション済みマンションは、新たにリフォームなどをする必要がなく、そのまま入居できるのも魅力的ですね。

 まさに新築マンションと中古マンションのいいとこどり、といったところです。

新築マンションの特徴とメリット

新築マンションは、その名の通り、新しく建築されたマンションのことです。
なんといっても部屋の内装、外装、共用部分の全てが新しく、現代のニーズに合わせた間取り設計となっているのがメリット。

トイレやキッチンなどの設備はもちろんのこと、24時間監視カメラなど、セキュリティに関しても最新式を導入していることも多いので、女性やお子さんのいるご家庭で入居を考えている方も安心して住むことができるでしょう。
また、入居者は皆同時期に入居した人がほとんどなので、マンション内でのコミュニティをゼロからスタートできるのもメリットの一つですね。

新築マンションの場合はどうしても物件購入費用が高くなってしまいますが、新築じゃなければ嫌というこだわりがある方、最新設備のそろったマンションに住みたい、セキュリティのしっかりしたマンションに住みたいという方にはおすすめです。
完成引き渡しから10年までは瑕疵保障がある、購入時に必要な諸費用は物件購入価格の5%以内で済むというメリットもあります。

また、新築マンションは売り出すと一斉に入居者を募集するため販売している戸数が多く、早い段階で契約すると好きな階、間取りを選べるのもポイントですね。

 

中古マンションの特徴とメリット

中古マンションは、建てたばかりの新築マンションとは異なり、築年数が経過したマンションのこと。
最初に建てられてから年数が経過しているため、新築マンションと比べると外壁や設備の劣化が見られるため、どうしても見劣りはしてしまいますが、中古マンションにはなんといっても新築マンションよりも価格が安いというメリットがあります。

ひとえに中古マンションといっても、築5年以内に建てられた築浅物件では、建物の劣化が少ないためあまり価格が下がることはありません。
逆に築5年を過ぎた物件は建物の価値が一気に下がるため、そういう物件を狙うと購入時の費用を大分抑えることが可能に。
家って高いですからね~家具などのインテリアも揃えることも考えると、家を購入する費用が抑えられるのはとても魅力的です。

また、築40年以上経過した築古物件は、建物自体は古いとはいえ、駅から徒歩1分など、立地が良い場所に建っている物件も多いため、再度売却する際に資産価値が下がりにくい物件として、通常の費用よりも高値がつく場合もあります。

加えて、中古マンションは新築マンションと比べて物件数が多いので、希望のエリア内に物件を見つけやすいというメリットもあります。

 

リノベーション済み物件よりも中古マンション購入後のリノベーションがおすすめ

 結論から言うと、リノベーション済みのマンションよりも、自分で中古マンションを購入してリノベーションをする方がおすすめです。

リノベーションされたマンションには、設備を直さずにそのまま生活できるというメリットがあるものの、一方で、新築同様な見た目に惑わされ、住んでみたら配管が劣化していて水漏れが起きるなどのトラブルに見舞われることもあります。

リノベーション済み物件の見た目の良さに騙されてはいけません。
リノベーションされている築古マンションは内装が新築マンション同等の綺麗さですが、だからといって安易に購入してしまうと共有部分の古さやセキュリティ、耐震性能の劣化が購入後に浮き彫りになり、トラブルに見舞われることも。

築古マンションは、そのまま売却しても買い手がつかないために、見える部分だけリノベーションをして売りやすくしている不動産業者が多いのが現状です。
購入する物件の見極めは、くれぐれも慎重に行いましょう。

また、リノベーションマンションは間取りや設備が最初から決まっているため、自分好みの家にしたいというこだわりのある人にとっては、味気ない印象に見えることもあるようです。

中古マンションを購入後のリノベーションなら、物件の問題、内装の問題のどちらも解決することができます!

リノベーション済みのマンションのデメリットについて書いてきましたが、それでも新築マンションが買えないからどうしてもリノベーションマンションが欲しいという方は多いのではないでしょうか。
そういう方は、古マンションを購入後にリノベーションをおこなうのがおすすめです。

とはいえ、自分でリノベーションをするといってもどんな間取りにすればいいかわからない、限られた予算でどうやったら自分が思う通りの理想の住まいができるのかわからないと悩む方も多いはず。
そういう時は、予算に合わせて間取りの変更から床、壁の張替え、インテリアコーディネートまでトータルコーディネイトしてくれるリノベーション会社もありますので、専門家に相談しながら形にしてみるのも良いと思います。

トータルコーディネイトのメリットは、業者を探す手間が省けることもそうですが、なんといってもマイホームのイメージがぶれないこと。
たとえば名古屋でオーダー家具の販売とリノベーション業をおこなっているデイスタックという会社では、ローンのシミュレーションから間取り変更、リノベーション後のインテリアコーディネイトまで全て任せることができるので、イメージと違ったといった相違が生まれにくいと思われます。

また、予算に限りがあるためできるだけリノベーション費用は抑えたいけど、せめて一つ二つくらいはこだわりを入れたいという場合は、オーダー家具を一つ置くだけでかなり家の印象を変えることができるのでおすすめです。
下記ブログにいろいろなオーダー家具が載っていたのでよかったら参考にしてみてください。

design.thedaystack.co



マイホームの購入は、一生に一度の大きな買い物。
後悔しないマンション購入・リノベーションが実現できるよう、安易に決めずにじっくりと吟味しながら進めてくださいね。