こんにちは。
コロナ禍になって早3年。
変異株だなんだと感染が減少したかと思えばまた増加のいたちごっこで、いまだに収束が見えません。
とはいえ現在は感染力が強い代わりに弱毒化しているため、感染しても重症化する人は以前より稀。
そのため、前よりもウィズコロナを意識した生活を送る人が増えてきた気がします。
お祭りやロックフェスなどのイベントも、もちろん感染対策を行った上ですが開催する団体も多くなっていますし…('ω')
でもまだまだ一部の人は重症化することがあるウイルスということもあり、引き続き日本では警戒が続きそうですよね。
このようなウイルスに感染した際に無症状や軽症で済むか重症化するかは、個人の持つ免疫力が重要と言われています。
そして免疫力をUPするには、私たちの体内に数多く存在する乳酸菌がカギになるのだとか。
そこで今日は、免疫と乳酸菌の関係や免疫力UPに特に効果的な乳酸菌についてご紹介します。
【目次】
免疫ってそもそも何?どんな働きをするのか
免疫とは、私たちの体に病原菌やウイルスなどの異物の侵入を見つけた際、すみやかに異物を排除しようと動くシステムのことを言います。
自然免疫と獲得免疫
実は免疫には「自然免疫」と「獲得免疫」という2種類の免疫機能が存在します。
そのうちの自然免疫とは人間が生来持っている防衛機能のことで、もう一方の獲得免疫は自然免疫では排除しきれない異物を攻撃する機能のことを指します。
自然免疫は私たちの体のいたるところに存在するマクロファージやNK細胞といった免疫細胞がそうで、ウイルスなどの異物が侵入すると直接攻撃をします。
それに対して獲得免疫では、自然免疫で排除できない異物に対応することが可能です。
たとえばウイルスや病原菌が侵入してきた際、獲得免疫を持っているとそのウイルスや病原菌の種類を記憶、次に侵入した際にすぐに攻撃を仕掛けることができるようになるわけです。
ワクチンなんかも獲得免疫と同じ原理ですね。
現在出回っているワクチンも、ウイルスや病原菌の毒性を弱めたものでできています。
これを投与することでウイルスや病原菌の情報を記憶し、体内に同じウイルスや病原菌が侵入してきた際にいち早く攻撃が可能。
それにより、ワクチンを打った病気に罹患しにくくなったり重症化を防いだりすることができるのです。
乳酸菌を摂るとなぜ免疫力が上がるの?
乳酸菌は腸内細菌の一種。
実は腸は、免疫細胞の実に70%以上が集中している体内最大の免疫器官なのです。
そのため腸内を整える効果がある乳酸菌は、免疫力UPに一役買ってくれるというわけですね(^^♪
乳酸菌をたくさん摂ると腸内環境が改善する📝
私たちの腸内には多種多様の腸内細菌が存在しますが、大きく分けると
- 善玉菌
- 日和見菌
- 悪玉菌
の3種類に分けられます。
善玉菌は消化吸収を助けて腸の働きを活性化させるなど、私たちの体にとって良い働きをする菌で、悪玉菌は多くなると便秘や下痢などを引き起こす菌、そしてそのどちらにも属さず腸内のバランスで優位になった菌の味方につくのが日和見菌です。
そして腸内環境を整える善玉菌の代表こそが、乳酸菌。
だからこそ乳酸菌を積極的に摂ることで免疫力がUPすると断言できるわけですね。
ちなみに乳酸菌は、1回で大量に摂取するのではなく毎日少量でもいいので継続して摂取することが重要。
なぜかというと、体内の乳酸菌は日々少しずつ消費されていくから。
少量でもいいので、毎日継続して摂取するよう心がけましょう。
乳酸菌は免疫細胞の働きを活性化させる📝
乳酸菌は腸内環境を整えるだけでなく、免疫細胞を活性化させる働きがあるのだとか(゜o゜)
たとえば、ある人を対象とした実験では、乳酸菌を摂取するとインフルエンザにかかる率が著しく低くなり、ワクチンの効果を高めるという結果が出たそうです。
同じくウイルスとされる新型コロナウイルスも、乳酸菌を毎日摂るようにすれば免疫力がついて脅威じゃなくなるかもしれませんね!
免疫力をUPさせるのにおすすめの乳酸菌は?
乳酸菌は種類が豊富で、今現在わかっているだけでも250種類以上もの種類があると言われています。 その中でも免疫力を上げるのにおすすめの乳酸菌を4つご紹介します('ω')ノ
フェカリス菌🥛
フェカリス菌はヨーグルトなどに多く使われている乳酸菌で、 腸内にも、もともと存在しています。
乳酸菌は腸内に生きたまま届かないと効果を発揮できないものが多い中、フェカリス菌は加熱などで死んだ状態でも効果を発揮することができるすごい乳酸菌なんですよ!
免疫力UPに効果的な乳酸菌で、生きている時よりも死菌で摂取した際に特に免疫力を高める効果があると言われています。
ビフィズス菌🥛
乳酸菌の中で最もポピュラーなのが、ビフィズス菌です。
ビフィズス菌は人の腸内に最も多く存在する乳酸菌で、乳酸に加えて酢酸を作り出す機能を持っているのだとか。
生きたまま腸に届いて免疫力を高めるほか、悪玉菌の増殖を防ぐ働きを持っています。
【2024年1月26日追記】
プラズマ乳酸菌🥛
プラズマ乳酸菌は国立研究開発法人 理化学研究所の運営する菌株バンク、JCM(Japan Collection of Microorganisms)にて発見された乳酸菌で、「免疫の司令塔」と呼ばれるpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)を直接活性化させる働きがあります。
そのため、通常の乳酸菌では一部の細胞のみ活性化することしかできなかったのに対し、プラズマ乳酸菌では免疫細胞全体を活性化させることが可能なのだとか。
長崎大学の研究では、軽症の新型コロナウィルス患者に対しプラズマ乳酸菌を大量に摂取させたところ、ウィルスを早期に減らして嗅覚や味覚障害を緩和するなどの効果があったということが分かっているなど、その効果は折り紙付きのようです。
ラブレ菌🥛
ラブレ菌は、京都の「すくき漬け」という漬物から発見された植物性の乳酸菌。
胃酸に強いので生きたまま腸に届き、免疫細胞の活性化に効果を発揮します。
病気知らずになれる最強の乳酸菌「EF-2001」🥛
上記でご紹介したフェカリス菌の中でも、2001年に発見された「EF-2001」という乳酸菌が免疫細胞の活性化に特に優れているそうです。
フェカリス菌は先ほどご紹介したように、死菌の状態で免疫効果を高める効果があると言われています。
「EF-2001」はフェカリス菌の中でも最強と呼ばれる程強く、白血球の働きを強める効果があるため、ガンなどの病気やウイルスに罹患しにくくなったり重症化しにくくなったりする効果が期待できるのだとか!
EF-2001の有用性についてネットで調べてみたところ、コスモトゥーワンという出版社の「クスリいらずで病気を防ぐ 乳酸菌「EF-2001」最強の証明」という本の中でも多く語られているようです。
画像:Amazon
もちろん、今話題の新型コロナウイルスと免疫のことについてもいろいろ書かれているので、興味がある方は読んでみてはいかがでしょうか。
目的に合った乳酸菌を摂って病気知らずの体を手に入れよう
私たちの体を健康へと導いてくれる乳酸菌。
乳酸菌はスーパーなどで売られているヨーグルトにも含まれていますが、どの種類の乳酸菌が入っているかはヨーグルトの種類によって異なります。
同じ乳酸菌というくくりでもその効果は幅広く、種類によって体へもたらす効果は実にさまざま。
もし免疫力をUPするための乳酸菌を摂取したいのなら、事前に「免疫力を高める」「ダイエット」など、自分の目的と合った乳酸菌について調べてから選ぶようにしましょう。