こんにちはー!
最近、ペットの売れ残り問題について関心があります。
ペットショップで見るかわいいくりくりの目をしたワンちゃんネコちゃんを見るたびにくぎ付けになってしまうのですが、売れ残って大きくなってしまっている子もしばしば見受けます。
ペットショップ業界ではこうした「売れ残り」が問題となっているのだそう。
なぜいきなりそんな話をするのかというと、先日ペットショップ『ペッツファースト』のニュース記事を見て、ペットの売れ残りはペットショップなどの管理体制を整えることで防げるのではないか?と思ったからです。
今回は、ペットショップの売れ残り問題と、ペットの健康と命を守るためのペッツファーストの取り組みについて紹介していきます!
- ペットの売れ残りは深刻な問題
- ペッツファーストはどんなペットショップ?
- ペッツファーストは売れ残りや行先が分からないペットは1頭も存在しない!
- ぺッツファーストの売れ残りゼロの取り組み
- ペットの売れ残りをなくすためには?
ペットの売れ残りは深刻な問題
ペット大国日本では、ペットショップやインターネットで誰でも気軽にペットを購入できます。
ですが、飼い主が見つからないペットたちは、生後半年を過ぎるころから人気が下がり、売れ残りを防ぐためにペットショップが大幅値下げをしても、そのまま売れ残ってしまう犬や猫がいるのが現実なのです…。
日本でペットの売れ残りが発生する理由は主に3つあります。
- 需要と供給のバランスが取れておらず供給過多
- 生後2~3か月がペットの人気が高く売れどきが短い
- ペットの性格や動きで敬遠される
なかでもペットが供給過多になるということが大きい要因で、ペットショップやブリーダーは人気の犬種は多く在庫を抱えてしまったり、自社で大量生産をするペットショップもあることからこういった状況が作り出されてしまいます。
ペッツファーストはどんなペットショップ?
ペッツファーストは東京都目黒区に本社を構える会社で全国各地77店舗を展開しています。
店舗のほか、動物病院やペットの健康チェックを行うウェルネス管理センターも各地にあり、ペットの健康管理に力を入れる企業です。
【企業概要】
社名:ペッツファースト株式会社 P's-first Co. Ltd.
所在地:本社 〒153-0063 東京都目黒区目黒1-24-12 オリックス目黒ビル9F
東京ウェルネス管理センター 〒146-0093 東京都大田区矢口1-29-19
大阪ウェルネス管理センター 〒559-0014 大阪府大阪市住之江区北島2-6-36
福岡ウェルネス管理センター 〒816-0904 福岡県大野城市大池1-7-1
資本金:1億円
代表者:代表取締役社長 正宗 伸麻
(引用:ペッツファーストホームページ|会社概要)
ペッツファーストは『ペット最優先』を経営理念に掲げています。
グループ会社にはペットフードやケア商品を扱う会社、ドッグサロン、クレジット会社、老犬ホームや里親探し代行サービスの会社があり、ペット販売からアフターサポート・動物病院などでペットの生涯に寄り添うことを目指しています。
ペッツファーストは売れ残りや行先が分からないペットは1頭も存在しない!
先日私が見たペッツファーストの記事はこちら。
ニュース記事によると、ペッツファーストは業界で初めてペットショップの流通販売における重要指標について一般開示を行ったとのこと。
ペッツファーストが掲げるミッションの一つは『ペットの健康と命をまもること』。
その想いの元、売れ残りするペットを一頭も出さないように管理体制を整えています。
その証拠として、ペッツファーストのホームページに掲載されている「マンスリーレポート」では、ペットの取引数や死亡頭数・率などの統計数値を毎月開示し、ペットの売れ残りゼロを継続しています。
すべての命に責任を持つことを掲げているので、売れ残りだけではなくて、家族として迎え入れられるまでの間に亡くなってしまったペットの死亡頭数・原因も把握し、再発させないように取り組んでいます。
ぺッツファーストの売れ残りゼロの取り組み
つづいて、ペッツファーストの売れ残りゼロを継続するための取り組みについて紹介します。
優良ブリーダーと取引している!
ペッツファーストと取引をするブリーダーは長年のキャリアを持っており「何よりもペットを第一に考え、ペットの健康を心身ともに最優先する」というペッツファーストの考え方に賛同しています。
加えて飼育環境や繁殖スペースなどを実際に視察で確認した上で取引をしています。
また、常に飼育環境や健康レベルをチェックしており、適切なブリーディングを行うように指導・監督を行います。獣医師の視察もあり都度アドバイスも行っています。
ペットの健康管理
ペットの健康を最優先にしているペッツファーストではペットの健康管理を厳重体勢で行なっています。
免疫が完成されていない生後2~5ヶ月のペットはとてもデリケートで感染症のリスクも高い状態です。
ペッツファーストでは恐ろしい感染症から守るために管理獣医師による感染症予防プログラム「ドクターズチェック」を行い、ペットの健康を守っています。
また、ブリーダーからお預かりしたペットは直接店舗に行くのではなく、東京・大阪・福岡のいずれかのウェルネス管理センターに集められて健康チェックを行います。
店舗の健康管理
店舗は「健康・ストレスフリー・社会性」に配慮されたスペースになっています。
温度湿度の徹底・ルームは常に清潔に保ち、ペットの社会化期に合わせてゆとりあるルームで2頭以上の集団生活をしています。
また、ペッツファーストに所属する獣医師が全国の店舗を巡回して週に一度の健康チェック・ワクチン接種などを実施しています。
店舗近隣の動物病院とも提携をしているので、ペットの急な体調変化や治療が必要な場合でも迅速に対応できる体制が整っています。
飼い主さまのサポート
ペッツファーストではペットを迎える前の飼い主さんの不安解消や、おうちに迎えた後のサポートを徹底しています。
トライアルホームステイ制度は、飼育不安や先住ペットとの相性などの心配事を事前に解消するためにホームステイができる制度です。この制度はペットとのミスマッチが防げるので、子犬や子猫の幸せにつながります。
また、ペットを迎えた後のサポートでは、お迎えしてからの一週間は電話にて健康状態・食事やしつけなどの確認をしてくれます。
その後もお客様相談センターにて、お困りごとのサポートを365日対応してくれるので安心できます。
ペットの売れ残りをなくすためには?
ペッツファーストはペットの売れ残りゼロを継続しています。
売れ残りを防ぐためには、なによりも”ペットの命と健康を最優先に考えること”が大切なのだと思いました。
また、日本におけるペットの売れ残りは、ペットショップの体制を整えて防ぐことももちろんですが、そもそもブリーダーからペットショップへ流れる流通システムにも問題があるのではないでしょうか?
売られるペットよりも生産過多になると売れ残りが発生してしまうため、繁殖時期や繁殖回数の制限を設けるなどの法改正の検討が必要なのかもしれません!